2023年10月なろう・おすすめ「宿屋の看板娘、公爵令嬢と入れかわる。~意地悪な家族に不実な婚約者。令嬢生活は色々と大変でした~」

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今日はなろうで掲載されている「宿屋の看板娘、公爵令嬢と入れかわる。~意地悪な家族に不実な婚約者。令嬢生活は色々と大変でした~」のあらすじと感想を紹介します。

全35ページの作品です。タイトルの通り、入れ替わりモノなんですが、二人ともとっても頑張る女の子なので読後感がとても良いおすすめ小説です。

あらすじ

「▲◎※▽×∑■!!!」

宿屋の看板娘マリアは、お茶の時間にクッキーを喉に詰まらせて倒れてしまった。
意識を失って、ふと気が付くと、彼女は死者と生者の世界の間を流れるという『黄泉の川』のほとりに立っていた。
そこで彼女は美しいご令嬢に出会う。

「家族に虐げられ、婚約者には裏切られ、そんな人生など生きている意味がないのです!」

そう叫びながら死のうとするご令嬢を、必死に引き留めていたら、どういう訳か体が入れ替わってしまった。

戻る方法が分からず、とりあえず公爵令嬢として過ごしてみるマリアだったが、不味い食事に掃除の甘い部屋、ボロいドレスなど、聞いていた貴族生活とは、かなり違う様子。

しかも、宿屋の食事が恋しくて、こっそり庭でベーコンエッグを作っていたら、辺境伯令息に見つかってしまい……。

――この話は、義家族や婚約者から虐げられ、生きている意味を見失ってしまった令嬢と体が入れ替わってしまった宿屋の看板娘マリアが、何とか元に戻ろうと奮闘しながら、意地悪な人々にざまぁしたり、恋に落ちたりする話である。

なろう小説あらすじより引用

小説情報

  • 作者:優木凛々
  • ジャンル:異世界〔恋愛〕
  • 小説情報:【完結】35ページ

こんな人におすすめ

こちらの小説はタイトルの通りの入れ替わりモノで、入れ替わった先でそれぞれの環境を改善すべくがんばって奮闘していく様子が描かれています。それだけではなく、入れ替わった先での婚約者への「ざまぁ」だったり、友情だったり、兄や家族との関係など、様々な要素が詰め込まれています。
短編だけど読み応えがほしいという人はぜひ。

  • 読み応えのある短編完結なろう小説が読みたい
  • がんばる女の子が好き
  • ざまぁモノが好き

感想

※一部ネタバレになる可能性がありますので、前情報なく読みたい方はこちらから

宿屋の看板娘、公爵令嬢と入れかわる。~意地悪な家族に不実な婚約者。令嬢生活は色々と大変でした~



マリアがシャーロットを守ろうと、やばめな家族に対して立ち向かって自由を手にしたり、婚約者のダニエルの理不尽な要求を毅然とはねのけたりするところはとっても爽快でした。おしとやか純粋培養のシャーロットががんばってもどうしようもできずに我慢していたことを、マリアが代わりに切り込んでいってあげたんですね。
でも、シャーロットも守られるだけじゃなく、自分で自分の人生をどうにかするために勇気を出すラストとてもかっこよかったです。

あと地味に兄のクリストファーがいい味を出しており、やはり腹黒なお兄ちゃんというキャラが好きなようです。(以前の「転生令嬢ヴィオレッタの農業革命」のオスカーも好きだった)マリアからしたらあんな風に興味がなければ放置されたり、興味を持ったら今度はおもちゃにしてくる兄は嫌なんだろうけれど。

マリアとレオナルド、とてもお似合いの二人なのでエンディング後のこれからがとても楽しみ。これからも二人で外でベーコンエッグ食べて幸せになってほしいです。




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