なろう・web小説の登場人物紹介や、キャラクターの説明時によく使われるのがキャラクターの髪の色と目の色。
異世界転生やファンタジーで登場するキャラクターは様々な色彩をもっていることが多いですが、どうしてもテキストだと説明された色の名前がわからず、どんなキャラクターなのかイメージがわきづらかった、という経験はないでしょうか?アニメ化されてようやく、思っていた色と違ったなんてこともあるかもしれません。
今回はベーシックな色というより、小説のキャラクター紹介でよく出てくる色を徹底解説していきます。
今回、厳密に定まったカラーコードではなく、色味に幅がある色も紹介します。色イメージはあくまで例になりますので、ご了承ください。
赤系
ストロベリーブロンド

ヒロインといえばピンク髪。ストロベリーブロンドは名前の通り、ブロンドがベースにあり、そこにストロベリーピンクが混ざっています。色だけ見るとオレンジっぽいですが、これが髪色となるとピンクと金髪が混ざったかわいいイメージになります。
鴇色・ときいろ

柔らかな淡いピンク+オレンジ色。朝焼けや夕暮れのような柔らかな色合いで、桜や鴇の羽毛のような淡いピンクの温かみの柔らかい穏やかな色です。
緋色・ひいろ

緋色は、鮮やかで深みのある赤色。濃い朱色や赤みを帯びた鮮やかな色合いで、鮮血や炎のような強いイメージを持つ色です。力強さや情熱、エネルギー、華やかさなどを表現するので、権威的な場面で登場することも。
マゼンタ

赤と青の中間に位置する派手で鮮やかな紫紅色。強い赤みと青みが混ざり合う、強烈な彩度の色です。プリンターインクや印刷で使われるCMYKのMはマゼンタです。
スカーレット

深く鮮やかな赤色。血潮のような濃厚な赤で、エレガントさと強さを感じる色です。華やかなドレスや歴史的な紋章で用いられることも。
深紅

濃厚で深みのある赤。血のような濃い赤色で、高貴さや厳粛さを表現。華やかな深紅は贅沢な装飾や王室のシンボルとして使われ、重厚で伝統的な雰囲気をのある格式の高い色です。
バーガンディ

深みのある暗めの赤紫色。濃い赤と紫の間でワインのような色です。エレガントな印象なので、ビロードなどの贅沢な布地や装飾品や、伝統のある部屋などに用いられる色。
ガーネット

ガーネット色は、黄みがかった深く濃い赤紫色。宝石のガーネットのような濃密な赤みと紫みで、暗闇で煌めく宝石のような色合いです。
黄色系
梔子色・くちなし色

柔らかな淡い黄色。くちなしの花のような色合い。柔らかなイエローをベースにクリーム色や淡いオフホワイトが混ざる。和風の伝統的な色彩で、柔らか、穏やか、温もりを感じる色合いです。
アプリコット

明るいオレンジと桃色の間の色です。熟したアプリコットのような色合いで、日本名だと杏(あんず)色です。
緑系
若草色

鮮やかな黄緑色。若草のような明るく爽やかな緑みを持ち、生命力や新緑の輝きを表現。若がつくともとの色よりも明るくなります。ピンク髪のヒロインの目はだいたい若草色や萌黄色が多い気がします。
萌黄色

わたしは名前の通りもっと黄色が強いと思っていましたが、萌黄色も若草色に似た、鮮やかな明るい黄緑です。新芽や若葉のような色合いです。
ライムグリーン

ライムの皮のような色。(ライムってもっと暗い色な気がするけど)明るい黄色みを帯びた鮮やかな緑色。フルーティーなビタミンカラー。
オリーブグリーン

深みのある灰みを帯びた緑色。オリーブの実のような色。落ち着いた上品な色なので、年上のキャラクターや落ち着いた優しいキャラクターに採用されることが多いカラー。
エメラルド

輝く鮮やかな深い緑。宝石のエメラルドのような輝く緑。高貴さと生命力を表現する、鮮やかなグリーン。
青系
瑠璃色・るり色・ラピスラズリ

深い鮮やかな濃い青色。貴石の「瑠璃」、別名を「ラピスラズリ」と呼ばれる石の色です。幻想的な印象や空などの自然の印象を持つ色です。
アクアマリン

透明感ある淡い水色。宝石のアクアマリンのような色で、澄んだ海や空のような透明感を感じる高貴な色合いです。
勿忘草色(わすれなぐさ色)・フォーゲットミーノット

穏やかで淡い青色。勿忘草の花のような淡い青みの色です。やわらかな青ベースに少しラベンダーが入ったような感じ。英語名から日本語になったらしい。名前が小説向きすぎ。
サファイア

深みのある濃い青。宝石のサファイアのような濃厚な青い色で、宝石の輝きから高貴な色を連想させる色です。
ロイヤルブルー

もはや瑠璃色・サファイアと同じでは……?と画像作りながら混乱した色。イギリス王室の公式カラーのようで、ロイヤル御用達の深く高貴な青色です。
紫系
藤色・ウィステリア

藤を英語で言うと「ウィステリア」。淡い紫がかった青色。藤の花のような色です。やわらかなパステル系なので、優雅さ、穏やさ、柔らかさ、などの印象です。
菫色・すみれ色・バイオレット・ヴァイオレット

菫(すみれ)の花のような紫色。菫を英語で読むと「バイオレット(ヴァイオレット)」。繊細で優美な印象を持つ紫色。
アメジスト

深い紫がかった青色。宝石のアメジスト(紫水晶)のような濃い紫色です。高貴で魅惑的な色。
ライラック

ヨーロッパ原産のライラックの花のような淡いパステル調で、柔らかく穏やかな印象の淡い紫。穏やかな春の訪れを感じる優美な色です。
ラベンダー

ライラックにかなり似ている色ですが、少し青みがかっているのと灰色が入っています。ラベンダーの花のようなパステルトーンの薄紫。
茶色・白黒系
褐色

暗めの深みのある濃い茶色で、地面や木のような色。黒や赤みを含む暗い茶色。肌の色などでよく使われる表現です。
象牙色・アイボリー

淡いクリーム色です。ごくたまに肌の色で使われることもある表現です。英語でいうと「アイボリー」なので、例えば家具やカーテンの色を選ぶときに聞いたことがあるかも?
ハシバミ色・榛色・ヘーゼル

ヘーゼルナッツの色に由来する、くすんだ黄色や、薄い茶色。緑と褐色が融合したウォームな色。濃淡の異なるブラウンやグリーンが混ざり合い、自然の中で見られる木の葉のような色合い。
ブルネット

いわゆるダークブラウン。色の名前というより、こちらは一般的に暗めの茶色や濃い茶色の髪の毛の色を指します。一般的な暗めな茶髪という感じ。厳密な色指定はなく幅のある表現です。
栗色

深みのある赤っぽい濃い茶色で、栗の皮のような色です。暖かみのある色合いで、髪や秋の自然の色としてよく登場します。ブルネットの中の一つの色です。
亜麻色

淡い灰みがかった茶色。植物の亜麻の繊維のような淡い茶色+灰色。比較的地味な色ではあるけど、暖かい自然な印象をもちます。
ブロンド

ブロンドは明るい黄色や金髪のこと。色調は複数あり、明るい金からわずかに赤みのある銅色まで。ざっくり金髪です。
プラチナブロンド

プラチナブロンドは、かなり明るく白みのある金髪。銀白色に近い色です。非常に淡い黄色の髪に白や灰色のトーンが混ざり、繊細な印象を与える高い明度の髪色です。
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