今日はなろうで掲載されている「悲劇のヒロインな義姉には、結婚して幸せになってもらおうと思います。」のあらすじと感想を紹介します。
全11ページ・50,000字以下のさくっと読める完結作品です。
短めではありますが、定番の「悪役令嬢」っぽい「微ざまぁ」な作品を手軽に摂取したい人におすすめ。
あらすじ
私の名前はマルカ・ペルルシャ。
なろう小説あらすじより引用
しがない男爵家の三女で、今は十五歳。そんな私には、灰被り姫も顔負けの可哀想な義姉がいる。
小説情報
- 作者:冬瀬
- ジャンル:異世界〔恋愛〕
- 小説情報:【完結】11ページ
こんな人におすすめ
本編6ページに、蛇足が5本の合計11ページの小説です。
タイトルや冒頭のあらすじから、義姉がいわゆるテンプレのヒロインであることはわかると思いますが、では主人公の役柄は何なのか?悪役令嬢なのか、それとも?
数時間で読める短編なので、気になった方はぜひ本編を読んでみてください。
- さくっと読める完結作品が読みたい
- 悪役令嬢モノが好き
- 軽めの「ざまぁ」が好き
感想
※一部ネタバレになる可能性がありますので、前情報なく読みたい方はこちらから
「悲劇のヒロインな義姉には、結婚して幸せになってもらおうと思います。」
マルカ・ペルルシャという、耳に残る名前の男爵家の三女が主人公。
とても有能で、ドライに見えて家族への情がとても深いところが素敵な女性です。
そして主人公の義姉のリリアーネが、いわゆる悲劇のヒロイン。なろうテンプレヒロインという感じなので、視点を変えたら彼女で一作シンデレラストーリーが書けそうです。
男爵家にはリリアーネを虐げる母親と姉が登場しますが、この二人が本当にどうしようもない。他責オブ他責。マルカがせっかく二人のためを思って行動したのに、都合の悪いことをすべてマルカに押し付けて逃れようとする見苦しさ。
そんな二人に対して、マルカがどう出るのか。スッキリ「ざまぁ」の展開かと思いきや、登場したリリアーネのまさかの一言で、少し意外な収束でした。
それにしても、執事の名前ってやはり「セバスティアン」ですよね。セバスティアンが「静粛に――。」って言うところ、お決まりだけどわくわくしました。
後半の「蛇足」パートまで読んでようやく完結する作品ですので、気になった方はぜひ11ページの物語を楽しんでみてください。
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