今回は、「Kis-My-Ft2」の宮田俊哉(みやたとしや)さんの初の小説!「境界のメロディ」について紹介していきます。
作者はキスマイの宮田君!
作者情報
「境界のメロディ」の作者は、アイドル「Kis-My-Ft2」(キスマイ)の宮田俊哉さんです!
アイドルの中でもオタクで有名で、アニメ系の番組に出演していたり、ラブライブ・うた☆プリなどのファンを公言しています。
宮田俊哉さんプロフィール
宮田さんはアニメ好きが高じて、「アニメを作りたい」という夢を持っていたそうで、本作はその夢の第一歩となる作品です。
1988年生まれ、神奈川県出身。「Kis-My-Ft2」のメンバーとして2011年8月にCDデビュー。ドラマ、映画、バラエティ番組、情報番組、舞台、ラジオなど多方面で活躍。2021年には音楽劇「GREAT PRETENDER グレートプリテンダー」で主演を果たす。
「境界のメロディ」公式サイトより引用
アイドル屈指のアニメ好きで、2020年10月に公開された映画「劇場版BEM~BECOME HUMAN~」のバージェス役でアニメ声優初挑戦。2024年1月スタートのテレビアニメ新シリーズ「カードファイト!!ヴァンガードDivinez」で初の主演声優を務める。
「境界のメロディ」とは?
小説の作品情報
著者:宮田俊哉
イラスト:LAM
発行:KADOKAWA メディアワークス文庫
ドラマCD付き特装版:2,970円(税込)
通常版:814円(税込)kidle版なら733円で買えます!
あらすじは?
メジャーデビュー目前にして相方のカイを事故で亡くしたキョウスケは、
音楽から距離を置き無気力に生きていた。
しかし事故から3年。突然カイがキョウスケの前に現れる。「生きていても、何もやらずに止まったままだったら、
死んでるのと一緒じゃん」生前と変わらない歯に衣着せぬ物言い。
https://mwbunko.com/title/kyoukai_melody/
そして思わずつられて笑顔になってしまう強引さ。
キョウスケはカイに説得され再び音楽の世界と向き合い、
共に音を重ねる喜びを感じる。
でも、カイとの幸せな時間は永遠ではなくて――。
宮田くん本人に会える!境界のメロディ発売記念 お渡し会情報
発売記念で、宮田くんご本人による書籍のお渡し会が開催されます!
福岡、愛知、大阪、東京で開催予定なので、お近くのお渡し会を探してみてください。
お渡し会開催地
2024年6月4日(火):HMV&BOOKS HAKATA(福岡)
2024年6月5日(水):星野書店 近鉄パッセ店(愛知)
2024年6月6日(木):TSUTAYA EBISUBASHI(大阪)
2024年6月16日(日):アニメイト池袋本店(東京)
対象商品
【ドラマCD 付き特装版】境界のメロディ
価格:2,970円(本体2,700円+税)
ISBN: 978-4-04-915498-6
※1つ買うごとに1回抽選できます!
詳細は「境界のメロディ」公式サイトをご確認ください!
登場人物&声優紹介
※ここからは公式の人物紹介と、わたしが読んだ感想の人物紹介を混ぜて紹介します!
弦巻キョウスケ (ドラマCD CV.伊東健人
表紙の黒髪の方。高校3年生の時に音楽室でカイと出会い、「かにたま」という名前のデュオを組む。ピアノ担当。カイが亡くなったあとはピアノをやめ、無気力に生きていた。優しい。カイにふりまわされる常識人。
天野カイ(ドラマCD CV.佐久間大介)
表紙の金髪の方。見た目からわかる通りの自由人。高校1年生の時に先輩だったキョウスケのピアノを聞き、二人で「かにたま」を結成する。ギター担当。「かにたま」のメジャーデビュー直前に交通事故で命を落とす。自由人。(2回目)考えるより行動派。髪にピンつけてるやつはだいたいそう。
ユイ
キョウスケとカイと同じ高校に通っていた。キョウスケが高校3年生、ユイが2年生、カイが1年生。「かにたま」ファン一号。「かにたま」の由来は、ユイがバイトしていた中華料理店で出てきた具なしかにたま。
タケシ
「かにたま」のライバル「サムライアー」のギターボーカル。路上ライブのときは洋楽っぽいイケてる音楽をやっていた。メジャーデビュー後はなんかすごいタワマンに住んでいる。いろいろ考えて身動き取れなくなる系。カリスマっぽく見せてるけどたぶん真面目。
マコト
「サムライアー」のドラム担当。タケシの幼馴染。怖い顔してかわいいものが好きという王道。こういうキャラは全員いいやつ。「かにたま」に、手作りの路上ライブマニュアル本を渡す。手作りのマニュアル本???なにそれわたしも欲しい。
ミノル
「サムライアー」のベース担当。マコトの弟。長髪を赤く染めている。(と書いてあったが公式のキャラデザ見たらそんな長くなかった。襟足眺めくらい)中性的な容姿。ちょっとツンツンしてるイメージあったけど、よく考えたらお兄ちゃんと一緒に路上ライブしてるの可愛すぎない?
天野ジン
イケパパ。日本を代表するミュージシャン。カイの父。地下にスタジオのあるいい家に住んでいる。フェスでおおとりを務められるくらいの現役。とはいえパパ世代なので、フェスの服装の描写のときは若者から浮かないかひやひやしながら読みました。実は一番好きなキャラ。
ドラマCD
「境界のメロディ」はドラマCDつきもあります!
わたしもドラマCDつき特装版買ったんですがまだ聞けていないので、こちらの感想はのちほど…!
弦巻キョウスケ:伊東健人
天野カイ:佐久間大介
ナレーション:宮田俊哉
感想(一部ネタバレあり!)
読み始めた最初の感想は、多少の文章の拙さは感じるものの読みやすいなという印象でした。普段なろう小説ばっかり読んでる自分が言うのもあれですが、文章が初々しいな、という感じ。正直に言うと、作者が宮田君で初の小説!という色眼鏡で見てた部分もあると思います。文体が読みやすいので、1時間くらいでさくさくっと読むことができました。
展開としては、ユイ編が終わった時点で話が終わったと思ったので、あれ?あと半分くらいあるぞ?ここから?という気持ちになりましたが、その後もストーリーが展開して最後まで楽しく読めました。
ぐっときたのは、後半、カイのお父さんとのエピソード。自分でもびっくりしたのですが、泣きました。カイのお父さんは、有名なミュージシャン。カイ亡き後、抜け殻のように過ごしていましたが、キョウスケ・カイとのふれあいを通して新しい自分の音楽を見つけていきます。フェス後のアコースティックギターのシーンが胸に来るものがありました。
読みやすいので、その分ストーリー展開がストレートに入ってくる作品でした。
宮田くんファンの方や、声優ファンの方はもちろん、さくっと読めるのでラノベや小説が好きなみなさまも楽しめると思います。
(ちなみに異世界転生も悪役令嬢もチートもざまぁもありませんw現代の物語ですのであしからず)
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