なろう短編おすすめ「転生令嬢ヴィオレッタの農業革命~美食を探究していたら、氷の侯爵様に溺愛されていました?」

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今日はなろう・カクヨムで掲載されている「転生令嬢ヴィオレッタの農業革命~美食を探究していたら、氷の侯爵様に溺愛されていました?」のあらすじと感想を紹介します。
2023年11月時点ではまだ書籍化・コミカライズ化していないようです。

全24ページ・70,000字程度の長さですし、タイトル的にもハピエン確定なので、ちょっとした隙間時間や移動時間に気軽な気持ちで小説を楽しみたい人におすすめです。

あらすじ

「ふしだらな君を愛することはできない」

初夜に夫エルネストにそう告げられたヴィオレッタは、離婚しない代わりに領地で自由に動く権利を求める。

大義名分を得たヴィオレッタは、夫不在の間に痩せた土地の農業改革に挑んでいく。

実はヴィオレッタは転生者であり、自分の美食のために子ども時代から農法研究を続けていた。

米の栽培、小麦の増産、養蜂、牛乳の品質向上、そして奇跡の砂糖――

前世知識と現世経験を活かしてヴィオレッタは突き進む。

すべては美食のために!

なろう小説あらすじより引用

小説情報

こんな人におすすめ

なろう小説には長編や連載モノなど、膨大な量の小説が溢れていますが、こちらの小説は24ページでさくっと読める完結済み小説です。さらに「美食」「農業」「溺愛」など、ほのぼのとしたタイトルの通り気軽な気持ちでさくっと読みたい人におすすめです。

  • さくっと読める完結作品が読みたい
  • 主人公がチートと努力で成功する姿が見たい
  • 食べ物がおいしそうな小説が好き

感想

※一部ネタバレになる可能性がありますので、前情報なく読みたい方はこちらから

転生令嬢ヴィオレッタの農業革命~美食を探究していたら、氷の侯爵様に溺愛されていました?



主人公のヴィオレッタちゃんが常に前向きでとても爽やかな読後感でした。
転生ゆえの知識のチートはもちろんあるんだけど、それ以上にヴィオレッタちゃんの美食への執念と行動力がすばらしい。苦手を克服したり、長い時間をかけてP(計画)D(実行)C(評価)A(改善)を回していく姿はもはや令嬢モノというよりは、農地改革内政物語。敏腕さに惚れ惚れです。

あとは、兄であるオスカーがいい味を出していて個人的には大好きでした。異国土産の兄姉妹のシーン、いいぞ!という気持ちでした。

話の流れ的にはもっと膨らませようと思えばいわゆる「ざまぁ」パートを増やして断罪することもできるんだろうけど、主人公がさっぱりした前向きな性格で、自分と領地の美食の発展に向き合う方に目を向けていたので、最後まで暗い気持ちになることもなく読めました。
推理したり伏線が張り巡らされているタイプの小説ではないため、一気読みじゃなくて隙間時間でライトに読むのもおすすめです。

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