なろう2024年3月おすすめ完結作品(女性向け・マイナー)

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2024年3月のなろう系おすすめ小説を紹介します。
日刊・週間・月間ランキングを参考に、読んでおもしろかった完結作品を中心にご紹介していきます。

魔力がないからと人手不足の仕事を押しつけられた私、次の仕事は公爵夫人らしいです

小説情報

・作者:辺野 夏子
・ジャンル:異世界〔恋愛〕
・ページ数:42ページ、117,601文字
・完結

あらすじ

 癒しの魔力をほとんど持たないため「役立たずの穀潰し」の烙印を押されたアルジェリータは森の奥深くで竜のお世話係──なくてはならない尊い仕事、と言われているが過酷で人が寄りつかない職に従事していた。
ある日の朝、アルジェリータは実家から婚約者が妹に鞍替えした事と、自分が老将軍の後妻として嫁ぐ事を事後報告で知らされる。選択肢もなく公爵家に送られたアルジェリータだったが、彼女を出迎えたのは若き公爵マーガスで、彼の祖父である老将軍はすでに鬼籍に入った後だと告げられる。行き場がなくなってしまったアルジェリータはマーガスに「仕事がないのでここで働かせてほしい」と頼み込むのだが、マーガスは「仕事が欲しいなら俺の妻になればよい」と一言。突然の求婚に戸惑うアルジェリータだが、なし崩しに彼の「提案」を受け入れる。

小説家になろう 本作品あらすじより引用

おすすめポイント

家族においやられ竜のお世話をしているアルジェリータと、若き公爵マーガス。
アルジェリータちゃんの自己肯定感が低いのにプラスして、マーガスも不器用オブ不器用なので、もう中盤じれじれです。あー!もう!間に入って説明してあげたい!
むかつく妹だけでなく、無駄に権力持ってる王女や、実は二人の人生に大きな影響を及ぼしている行方不明の公爵令息など、いろんな人との関係性の中で二人の距離が近づいていく様子がほほえましく、飽きずに読み切ることができました。

なろう小説はこちら「魔力がないからと人手不足の仕事を押しつけられた私、次の仕事は公爵夫人らしいです

側妃になったけど、別に愛さなくていいですよ? ~他力本願な妃はぐーたらライフを送りたい~

小説情報

・作者:小針 ゆき子
・ジャンル:異世界〔恋愛〕
・ページ数:13ページ 50,879文字
・完結

あらすじ

サヴィル国王ドルガンの側妃になったバルバラ。
日本人で50代の子持ちのおばさんだった前世の記憶を持つ彼女は、お約束の鬱展開をさばさばした性格と人生二周目の余裕でくぐり抜けていく。
子供に恵まれない国王と正妃のためにひと肌脱ぐのも、自分が安穏でぐーたらできる老後を手に入れたいがため。
欲望まみれで権力に媚び、磨きに磨いた他力本願スキルで問題を解決しようとするバルバラが最後にたどり着いたのは……。

小説家になろう 本作品あらすじより引用

おすすめポイント

バルバラ、強くてかっこよかったです。2ページめのタイトル「嫌がらせだぁ?そんなんチクるに決まってるだろ!!」ですもん。かっこよ。人生二週目の余裕で図々しく突き進むバルバラが爽快でした!
最後まで、ちょっとコメディよりのテンションでいくのかな、と思って読んでいたら、中盤で想定外の流れになっていきました。これ最後どうなるの…?と思ってましたが、ラスト数行を読む限り、バルバラは波乱に満ちた人生を送ったようです笑
ぜひ番外編を!お待ちしてます!

なろう小説はこちらから「側妃になったけど、別に愛さなくていいですよ? ~他力本願な妃はぐーたらライフを送りたい~

厄介な女【本編完結】

小説情報

・作者:田中ボサ
・ジャンル:異世界〔恋愛〕
・ページ数:23ページ 44,845文字
・完結

あらすじ

クロエの婚約者には幼馴染の友達がいる。
その中の唯一の女性がクロエは苦手だ。
彼女は婚約者達にベタベタしたり、マウントをとってくる。
そんな面倒な幼馴染と婚約者達の話。

小説家になろう 本作品あらすじより引用

おすすめポイント

幼馴染、家が近い、ということを盾にして婚約者につきまとう厄介な女のお話。
冒頭イラっとしたのですが、救いは婚約者であるギルバートやその友達たちがなんだかんだまともだったこと。これでギルバートが「幼馴染なんだからそんなに怒るなよ~」みたいなテンションだったらぶちギレでしたね。クロエちゃんもそんな相手ならさくっと切っていたでしょう。
後日談、厄介予備軍も含めておもしろかったです。

なろう小説はこちらから「厄介な女【本編完結】

どうせ私はいなくなる

小説情報

・作者:猫の名は。
・ジャンル:異世界〔恋愛〕
・ページ数:3ページ 14,150文字
・完結

あらすじ

ベルナルドは、図書館で真剣な眼差しで勉強をしている女性に出会い、心惹かれた。それが、誰であるのかを知らずに。アンジェラは、ある目的を持って毎日、図書館で勉強をしていた。瞳の色が家族と違う、たったそれだけのことで幼い頃からいない者として疎まれて育ったアンジェラだったが、いつの間にかその名前だけが身持ちの悪い娘として噂されていた。アンジェラの兄は、久しぶりにしっかりと見た妹に違和感を覚えた。噂とはほど遠いその姿に、『アンジェラ』とは誰なのか疑問を抱いたのだった。

小説家になろう 本作品あらすじより引用

おすすめポイント

「苦い恋」シリーズということで、ほろ苦い読後感でした。
もう周りに見切りつけちゃったんですね、アンジェラちゃん。兄だけでも少しのつながりができてよかった。自分が幸せになる道をしっかり選べて、つらかっただろうけど強い子だなと思いました。
ラストどうなったのか、どういう関係なのかとても気になるので後日談としてこの続きをぜひ読ませてほしい……!

なろう小説はこちらから「どうせ私はいなくなる

『運命の番』の資格を解消する方法。

小説情報

・作者:三月べに(BENI)
・ジャンル:異世界〔恋愛〕
・ページ数:6ページ 25,174文字
・完結

あらすじ

実は傲慢不遜な竜人の王太子の『運命の番』であることを自覚している白豹の獣人のご令嬢は、虐げられても毎日のように挨拶に向かう。
『運命の番』の救済処置、333日の期間を経ても決意が揺らぐなら『番宣言』をしなければ、『番の資格』を放棄出来るため。
力が強い故に、番感知が乏しい竜人は何日顔を合わせても気付かない。他の令嬢の腰を抱いて、「お前は番にすらなれない!」と罵る傲慢王太子。

――――お望み通り。私はあなたの何者にもならない。

小説家になろう 本作品あらすじより引用

おすすめポイント

「番」系作品ってどうもしっくりこなかったのですが、よく上位に来てたので読んでみました。
今回は、この「番」を解消するお話。いやー見切りをつけた女の子の行動が早い早い。王子側はむしろ何も知らなくて、気づいたときには時すでに遅し、というなかなかに残酷なエンドでした。
じゃっかん後味悪い系ですが、ミューランのその後も最後描かれていますし、短編なので番系好きな方はぜひぜひ。

なろう小説はこちらから「『運命の番』の資格を解消する方法。

3月後半でも面白い作品を見つけたら随時追加していきます!

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