これで安心!異世界転生でチートしよう【石鹸編】

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なろう小説が好きなみなさん!
異世界転生チートものというのはなろう小説の定番ですが、いざ自分が転生したとして、あんな風に立ち回れるものでしょうか。
なぜみんな、なぜか前世で石鹸を手作りしていたり、農業の知識があったり、偶然いろんなものをハンドメイドしていたりするのでしょうか……

ということで、本日のテーマは「石鹸の作り方」について。
石鹸は衛生や美容に欠かせないアイテムですが、多くの中世ヨーロッパ風世界観の異世界ではなかなか手に入りません。そこで、この記事では、異世界で石鹸を作る方法を紹介します。簡単な材料と工程で、自分だけのオリジナル石鹸を作ってみましょう。

※石鹸づくりについて調べたのですが、あくまで異世界で作れるベースなので、現代に生きるみなさまはちゃんとした材料で作ってください!

石鹸の原理と必要な材料

石鹸の原料

古代の石鹸は、羊を火であぶっているときにしたたり落ちた脂が木の灰に混ざって石鹸のようなものができたものが始まりと言われています。
つまり、石鹸に必要なのは、油脂(羊の脂)とアルカリ(木の灰)です。

油脂・脂肪酸

現代の石鹸やボディソープ、シャンプーの裏側の成分を見ても「ラウリン酸」などと書いてあってよくわかりませんが、油脂は天然油脂でいけます。
つまり、オリーブオイルや米油、動物性なら牛脂とか。このあたりは料理でも使ってそうだし、異世界でも手に入りそうです。油脂の中でも石鹸にしやすいものとしづらいものがあるようですが、「牛乳石鹸」「ヤシの実石鹸」など現代にあるものを考えると、そのあたりの材料が狙いめかもしれません。

アルカリ

次にアルカリです。こちらの方が手に入らなそうです。
石鹸の作り方を調べると、石けん素地と記載があり、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)や苛性カリ(水酸化カリウム)を指すようです。劇薬らしい。

難しくなってきました。〇〇化〇〇、みたいな物質を異世界で作り出せるのでしょうか……

調べてみるとどうやら、灰には酸化カリウムが含まれるらしく、それを水に溶かして灰汁にすれば水酸化ナトリウムになるそうです。木の灰や海藻の灰から作れるようなので、これでアルカリをゲットしましょう。

石鹸の作り方

すごくざっくりした説明ですが、転生後も忘れないように大まかな流れを覚えましょう。

➀木や雑草、海藻を乾燥してから燃やし、灰を作ります。
②灰に熱湯を注いで一晩時間を置き、灰汁を取り出します
③用意した油脂に灰汁を混ぜ合わせます。
④型に入れて固めます
⑤お好みの形に切って乾燥させます。

一回ではうまくいかないと思いますが、材料の種類や、比率、手順を工夫して現地にあるものでどうにか試行錯誤してみましょう!

石鹸を極めよう

石鹸の香りや色や形は、好みに合わせて変えることができます。
香りは、現地にある花やハーブやかんきつ類の果物などのエッセンスオイルを加えると良いでしょう。花を加えたものは見た目も素敵ですね。
色は、食用色素や天然の染料を使って着色することができます。例えば、赤や黄色は花や野菜、緑は茶葉など、肌に優しい素材がおすすめです。
形は、型に流し込んだり、切ったり、組み合わせたりして自由に作ることができます。例えば、現地の動物や花や星を模ってみてはいかがでしょうか。

石鹸以外の洗浄剤

ここまで読んで、自分には異世界で石鹸を作るなど無理だ……と思った方もいるかもしれません。

おまけとして、石鹸以外の洗浄剤をご紹介しておきます。

サポニンを含む植物

サポニンは水に入れてこすると泡立つ特徴がある物質です。
サポニンを含む植物は石鹸替わりになるので、もし異世界に泡立つ植物があればそれを使うのもいいでしょう。

お米のとぎ汁

異世界ご都合展開でお米が手に入った場合、米のとぎ汁も使えます。
食器洗いだけでなく、現代でも洗顔に使うと肌が潤うとも言われていますので、ぜひ捨てずに使ってみてください。

野菜のゆで汁

野菜のゆで汁にもサポニンが含まれるものがあります。食器洗いなどにどうぞ。

米ぬか、穀物の粉

米ぬかの化粧品もありますが、これらの粉も洗顔、洗髪に使われてきたようです。

石鹸作りをするなろう小説

転生先が少女漫画の白豚令嬢だった

「白豚令嬢」と呼ばれるブリトニーが、痩せるために運動をしたはいいが、次は汗臭くなってしまったので体臭を消すために石鹸を作ろう!と思い立ちます。運動して痩せました!だけじゃないところがリアルで面白いです。


さて、本日は、異世界で石鹸を作る方法を紹介しました。
石鹸は、清潔に保つだけでなく、癒しや楽しみにもなります。色や香りのついた石鹸は貴族階級にもウケることまちがいなし。

好みの石鹸を作って、異世界での生活に彩りを加えてみてください。

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