最新7巻12/5発売「悪役令嬢の怠惰な溜め息」登場人物紹介&結末ネタバレ

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今日はなろう・カクヨム・アルファポリスで掲載されている「悪役令嬢の怠惰な溜め息」を紹介します。

2023年10月現在全305ページの作品です。書籍化・コミカライズもしている有名小説で、私は小説も何週もしたし、コミックも愛読しています。とにかく面白いほどざまぁがきれいに決まっていく気持ちの良いおすすめなろう小説です。その割にあまり暗いところもなく、明るく読める作品なので、ついついクセになってしまいます。

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小説情報

悪役令嬢の怠惰な溜め息は完結済み?

  • 作者:篠原 皐月
  • ジャンル:ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 小説情報:【完結】306ページ

「悪役令嬢の怠惰な溜め息」は2017年5月 に更新された203ページ(なろう)で本編完結しています。その後は後日談や番外編が続いています。

コミック最新刊は6巻?7巻はいつ発売?

「悪役令嬢の怠惰な溜め息」はKADOKAWA電撃文庫、電撃の新文芸にて書籍化が3巻まで発売しています。
また、作画をほしの総明さん、キャラクターデザインをすがはら竜さんによるコミカライズは2023年11月現在6巻まで発売しています。

最新刊の7巻は2023年12月5日に発売になります!

コミックウォーカー、pixiv、ピッコマでの無料連載もありますので、無料で読みたい方はそちらをチェックしてみてください。

話が好き、キャラデザが好きで漫画を一気に読みたい!という方は購入でも。




「悪役令嬢の怠惰な溜め息」アニメ化は?

2023年11月現在、アニメ化の情報は発表されていません。

あらすじ

コミック1巻

プレイ中だった乙女ゲームの悪役令嬢に転生したアラサーの私。だけどこの世界……娯楽がなさすぎる! 同人誌も乙女ゲームもスマホもない! すっごく暇!もちろん破滅ルートは避けないといけないけれど……その前に退屈で死んじゃう!「娯楽がなければ作ればいいのよ!」前世の知識を活かして玩具や恋愛小説を生み出し、退屈な世界をバラ色にしてみせる!王妃様お気に入りの実業家になり、これでシナリオを外れて素敵な未来が……と思いきや、書いた小説のせいで破滅フラグがやってきた――!?

https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/599677/A002421601/

コミック2巻

乙女ゲームの悪役令嬢に転生した私。ヒロインと王太子との恋愛を邪魔して国外追放になる運命を回避する……のはもちろん大切なんだけど、それ以上に、この世界の改革が面白くって大忙し!BL小説愛好家のネットワークに、経済改革で培ったコネに、すべてを使って今度は貴族社会の改革をはじめちゃいます! ついでにバカ王太子との婚約破棄も!ヒロインの入学までまだ時間もあるし、大丈夫、よね……?痛快悪役令嬢が1巻以上にやりたい放題!

https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/599677/A002520350/

コミック3巻

プレイ中だった乙女ゲームの悪役令嬢に転生した私。子供時代から発明に世界改革にと取り組んできて、この世界は間違いなく変わってきてる!原作乙女ゲームの舞台に入学した後も、貴族社会の改革はどんどん進んでいるし信頼できる仲間やお友達もできて毎日がとっても充実してる!……のに、破滅ルート回避だけはなんだかうまく行ってない気がする!?王太子との婚約破棄もまだできていないのに、このままだとあと半年もせずに、原作ゲームの主人公が入学してきちゃう……。エンタメで世界を変える、破天荒悪役令嬢の活躍記・第3巻!

https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/599677/A002693838/

コミック4巻

乙女ゲームの悪役令嬢として転生してしまったエセリアは、舞台となる学園に入学。攻略キャラである王太子は、学園で出会った乙女ゲームの主人公・アリステアとバカップルになってしまいお花畑カップルの行動によってエセリアや周りの友人たちにも被害が出始めて……友人たちや自分の未来を守るため、バカ王太子との婚約破棄プロジェクトをスタート!『悪役令嬢らしく』ふるまうことで、王太子からの婚約破棄を引き出そうとするけれど……?大人気・破天荒悪役令嬢コミック第4巻。

https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/599677/A002955291/

コミック5巻

バカ王子・グラディクトとの婚約破棄を目指して日々奮闘中の「悪役令嬢」エセリア。グラディクトが貴族令嬢(にして原作ゲームの主人公)・アリステアに夢中になっている状況を利用して、向こうから婚約破棄を持ち掛けさせる作戦をはじめます!けれどアリステアとグラディクトの暴走は、エセリアも看過できないレベルになってきて…?

https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/599677/A003633385/

コミック6巻

バカ王子・グラディクトとの婚約破棄を目指して日々奮闘中の「悪役令嬢」エセリア。自分が悪役令嬢だとグラディクトに思い込ませることで、向こうから婚約破棄を持ち掛けさせようと今日も外堀を埋めていくけど…当のグラディクトはすっかり本来のゲームの主人公であるアリステアに夢中。その脳内お花畑バカップルぶりは、学園だけではなく王室にまでよくない影響を及ぼしつつあって……? さすがにこれって、対処しないとまずい?

https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/599677/A004123304/

登場人物

エセリア・ヴァン・シェーグレン

乙女ゲーム『クリスタル・ラビリンス』に転生した、娯楽をなにより愛する公爵令嬢
幼少期より、娯楽のために前世の知識をフル活用してゲーム・小説など様々なものを発明し、その有能さからさくさくと王太子の婚約者に内定する。
学園入学後も有能な仲間とともにイベントを起ち上げ、せっせと婚約者たちを罠にかけている。

グラディクト

次代を担う王太子。エセリアの婚約者。『クリスタル・ラビリンス』の王道攻略対象者。公式のあらすじでも後半は堂々と「バカ王子」と称されてて笑いました。プライド高い俺様系王子。

アリステア・ヴァン・ミンティア

子爵令嬢。実家のごたごたで、財産信託制度を使い今は教会に保護されている。エセリアとグラディクトの1歳下の学年でクレランス学園に入学。頭がお花畑。

ナジェーク・ヴァン・シェーグレン

エセリアの兄。暴走する妹を楽しそうに見ながらなんだかんだ力を貸してくれる。(なぜなら自分にもメリットがあるので)

コーネリア・ヴァン・シェーグレン

エセリアの姉。エセリアが生み出した小説(主にBL)に触発され、自らも創作活動の道へ。彼女のジャーナリズムがなければあのラストシーンは生まれなかった。

ミラン・ワーレス

『クリスタル・ラビリンス』の攻略キャラの一人。エセリアが前世チートで思いついた様々なものを商品化してくれるワーレス商会の末っ子息子。

カレナ・ヴァン・ソラティア

国一番のお茶の産地・ソラティア子爵家の娘。ミランルートのライバルキャラ。

イズファイン・ヴァン・ティアド

騎士団長子息。ナジェークの友達。『クリスタル・ラビリンス』の攻略キャラの一人。

サビーネ・ヴァン・リール

リール伯爵家の娘。イズファインルートのライバルキャラ。

シレイア・カルバム

カルバム大司教のご令嬢。官吏の道を目指している。

ローダス・キリング

キリング総大司教の息子。エセリアの同級生。《クリスタル・ラビリンス》の攻略対象者の一人。

こんな人におすすめ

星の数ほどあるなろう小説ですが、本作品は書籍化・コミカライズもされている超有名作品ですし、「悪役令嬢」「異世界転生」「ざまぁ」というなろう小説の王道パターンをきれいに含む作品なのでぜひ一度読んでみていただきたい作品です。

  • 読み応えのある完結なろう小説が読みたい
  • 明るいざまぁを読みたい
  • 書籍化・コミカライズしている有名作品は読んでおきたい

感想

※一部ネタバレになる可能性がありますので、前情報なく読みたい方はこちらから

悪役令嬢の怠惰な溜め息



明るいざまぁ作品です。
主人公のエセリア(似非現実とも読める)がいい意味でぶっとんでて有能なので、その策にはまって楽しいまま最後まで一気に読める長編小説です。主人公のぶっ飛び具合は1ページ目から遺憾なく発揮されてますのでぜひ冒頭1ページでも読んでみてください。

主人公とその仲間たちが有能なのはもちろん、グラディクトとアリステアが本当に、全くと言っていいほど期待を裏切らずに毎回ちゃんと落とし穴に落ちるので最後まですかっと爽快に読み進められます。

結末・ネタバレ

さて、ここからはさらに結末について触れていきますので、ネタバレNGの人はお戻りください!


クライマックスは、グラディクトとアリステアがやらかした建国記念式典を経て開催された審議会シーン。クレランス学園で開催された審議会には、主要メンバーだけではなく両陛下、学園上層部など錚々たる顔ぶれが勢ぞろいです。これだけの人の前で何かしたらもう言い逃れはできないですね。

グラディクトとアリステアが意気揚々と今まで集めてきたずさんな証拠を提出しますが、それらはすべてエセリアの仕込み。当然正当性もなく、話もかみあわずにどんどん二人が追い詰められ、逆に二人の悪行をばらされていく始末。その中でも、エセリアが自分の潔白を証明するために全貴族百二十家を暗唱するシーンはとってもかっこよかったです。これにより、グラディクトとアリステアを支えていたとされる偽物の支援者(実際はエセリアの仲間たち)が存在しないことが明らかになりました。



さて、そんな格の違いを見せつけられたグラディクトは、王太子位剥奪の上、臣籍降下という処分をくらいます。なかなかに厳しい処分ですが、グラディクトが王子になったところでまともな治世にはならないでしょうからまっとうな判断です。

いろんな人から見放されたグラディクトとアリステアですが、最終的にはアリステアの母方の実家であるジムテール男爵夫妻という肩書に行きつきます。2人一緒になれたし、貴族籍は残ったんだからそこでおとなしくしていればいいものの……

半月後のマグダレーナ生誕祭という公の場にのこのこ登場。エセリアに向かって「お前の領地の税収を融通しろ!」「私達が有効に使ってあげます!」とまったく反省の色がない暴言を繰り出します。(本人たちはしごくまっとうにそう思っているのが怖い)公の場での発言だったのですぐに陛下が気づき沙汰を言い渡され事なきを得ました。


変わらない人たちは本当に変わらないんですね……おかげさまで最後まで同情することなく読み終えることができました。



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