今日はなろうで掲載されている「天才悪女は嘘を見破る〜王太子の教育係になったはずが溺愛されてます。すべてを奪った義妹一家は自滅しました〜」のあらすじと感想を紹介します。
完結している短編作品です。
あらすじはもはやタイトルの後半の通りなのですが、27ページあるので隙間時間でというよりは1-2時間空いたからちょっとお茶しながら軽く読書でもしようかな、というときにおすすめの作品です。
あらすじ
アマリリスの両親が亡くなり、伯父一家が侯爵家の後継者となった。
伯父は優秀な弟一家であるアマリリスたちを嫌っており、双子の兄は養子に出され、アマリリスは使用人同然の扱いになる。
アマリリスには公爵家嫡男の婚約者もいたが、従妹に悪女だと吹き込まれ婚約破棄を宣言されたうえ奪われてしまった。
そこで思い切って悪女だと便乗し、国外追放をもぎ取り自由を手に入れるアマリリス。
兄とも音信不通なのでひとりで生きていこうとした矢先、なぜか騎士に連行され王城へ向かうと、国王陛下と王太子ルシアンが現れた。
「其方に頼みがある。ルシアンの教育係になってほしい」
「……私、稀代の悪女と呼ばれていますので、なにかの間違いでは?」素直すぎる王太子の腹黒教育係として王命まで下され、アマリリスは断れず新たな生活がスタートする。
ところが——
「……ずっと前から君がほしかったと言ったら、信じる?」
「——はい?」素直すぎる(?)王太子と悪女の才能あふれる令嬢の物語。
なろう小説あらすじより引用
小説情報
- 作者:里海慧
- ジャンル:異世界〔恋愛〕
- 小説情報:【完結】27ページ、カクヨム、魔法のiらんど、ベリーズカフェでも投稿されています
こちらの作者は「愛を知らない不遇令嬢ですが、売られた嫁ぎ先で冷徹氷帝の溺愛が待っていました」「捨てられた妃2 めでたく離縁が成立したので出ていったら、竜国の王太子からの溺愛が待っていました」などのコミカライズ作品も執筆されています。どちらのコミックも、イラストが美麗なので、漫画から入りたい方はこちらもぜひチェックしてみてください。
こんな人におすすめ
本編7ページに、ヒロイン視点と記念ストーリー、後日談の全15ページの作品です。(2023年10月現在)
義妹がテンプレ通りのやばめヒロインでした。ヒロイン視点パートで一瞬同情しかけたのですが、最後まで読んでやはりやばいやつ、という評価に落ち着きました。
- しっかりざまぁが見たい
- 自立したヒロインが好き
- 王子からの溺愛が見たい
感想
※一部ネタバレになる可能性がありますので、前情報なく読みたい方はこちらから
「天才悪女は嘘を見破る〜王太子の教育係になったはずが溺愛されてます。すべてを奪った義妹一家は自滅しました〜」
本作は稀代の悪女と呼ばれる主人公アマリリスの物語。アマリリスは幼少のときに叔父に家を乗っ取られ、仲の良かった兄たちとも離れ離れで暮らしてきました。さらに追い打ちをかけるように、義妹のロベリアの策略で婚約者ダーレンとの婚約破棄。ここから物語が進んでいきます。
主人公の特技は行動心理学の知識をフル活用して相手の嘘を見抜くこと。その鋭い目と知識を使って相手の策略を暴いていくシーンは勉強になったし、アマリリスとってもかっこよかったです。
ここからはあくまで個人的な感想ですが、ルシアンがアマリリスを手に入れるためのやり口は、正直どうなの?と思ってしまいました。アマリリスがようやく見つけた離れて暮らす兄に会いに行こうと決意したのにも関わらず、好きだからと権力を使って自分の傍に縛り付けたように見えてしまいました。アマリリスもその時絶望してましたし。そのあとアマリリスが好きになってくれて相思相愛になったからハッピーエンドで終わって本当によかった。
アマリリスちゃん幸せに
そして、ラストシーンでできれば、兄ユアンとのシーンがもう少し見たかったです。兄二人に溺愛されるアマリリスは絶対に幸せだと思うので、ほのぼの家族再会日常シーンが今後ちらっとでも見れることに期待です。
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