白い結婚とは?離縁できるの?なろう異世界恋愛の定番設定を解説

まとめ

なろう系の異世界恋愛を読んでいると、よく見かける「白い結婚」という言葉。

「白い結婚ってなぜ白いの?」「普通の結婚と何が違うの?」「なんで白い結婚だと離縁できるの?」「そしてなぜ最終的に溺愛されるの?」など、疑問がつきない白い結婚!

結論からいうと、白い結婚とは「夫婦の営みがない、形だけの結婚」のことです。そしてなろう世界では、たいてい「離縁」と「溺愛」がセットでついてきます。

この記事では、白い結婚の意味と語源、現実のヨーロッパでどう扱われていたか、そしてなろう系での定番展開までまとめて解説します。

白い結婚の意味と語源

白い結婚は、フランス語の「mariage blanc(マリアージュ・ブラン)」の訳語です。blancは「白」ですが、ここでは純白のウェディングドレス的な意味ではなく、「空白・何もない」というニュアンス。つまり「中身が空っぽの結婚」ということですね。

書類上は夫婦、社交界でも夫婦、でも寝室は別々。夫婦としての実態がない結婚を指します。

初夜に旦那様が「君を愛するつもりはない!」とばーんと言い放って部屋を出ていくアレです。なろう読者なら100回は見た光景ではないでしょうか。

現実の歴史では「離縁の理由」になった

現実の歴史を見てみましょうか。ここが白い結婚のおもしろいところ!

中世〜近世のヨーロッパはカトリックの世界。カトリック教会では結婚は神様との契約なので、原則として離婚できません。王様だろうと貴族だろうとダメです。(カトリック系の大学でこれを知ってびびりました)

ところが、「夫婦の実態が一度もない結婚(未完成婚)」は例外的に、教会に申し立てれば結婚そのものを解消できるとされてきました。「そもそも結婚が完成していないので、なかったことにできる」という理屈ですね。

なろう系でよく見る「白い結婚のまま3年経てば離縁が認められる」という設定は、この歴史的な慣習をファンタジー貴族社会向けにアレンジしたものと考えると、しっくりきます。読者としては「白い結婚=離縁への布石」と覚えておけば間違いありません。

似ている用語との違い

白い結婚とセットで出てくる紛らわしい用語を表で整理します。

用語意味夫婦の実態なろうでの主な用途
白い結婚営みのない形だけの結婚なし離縁の布石、冷遇からの逆転
契約結婚条件つきで合意した結婚作品による期間限定契約→本物の愛へ
政略結婚家同士の利益のための結婚作品による冷え切った関係の初期設定
偽装結婚対外的に夫婦のフリなし訳あり主従・同盟系

ざっくり言うと、政略結婚の結果として白い結婚になりがちで、契約結婚はお互い合意済みという違いがあります。王命で娶った公爵様が妻を放置すると白い結婚、期限と条件を紙に書いてから始まると契約結婚です。

なろう系での定番展開3パターン

1. 冷遇→離縁→ざまぁ

夫に「要らない」と言われた妻が、白い結婚を根拠にすっぱり離縁。出ていった後に妻の有能さに気づいた夫が後悔するも、時すでに遅し。読者の大好きな「ざまぁ」の黄金ルートです。

2. 白い結婚のはずが溺愛

「愛するつもりはない」と宣言したはずの旦那様が、健気な妻の魅力に気づいてじわじわ距離を詰めてくるパターン。宣言はどこへやら、後半はだいたい溺愛過保護夫になっています。お約束ですね。

3. 離縁目前カウントダウン

「あと◯日で離縁できる」と指折り数える妻と、それに気づいて焦り出す夫。期限つきなのでテンポが良く、短編〜中編で人気の型です。

いずれのパターンでも、白い結婚は「ヒロインが不遇な状態から始まる」ことを一瞬で読者に伝えられる便利な装置。だからこそ、これだけ定番設定になったわけです。

白い結婚が読める代表的な作品

『白い結婚、最高です。〜虐げられた令嬢、新妻とメイドを兼任中〜』
→すみませんまだ読めてません!読み終わったら感想書きます。

『白い結婚を求め、離縁を求められる妻ですが、既に家にはおりません。
→主人公が強い女性というかなんというか、大人?独特!

『拝啓見知らぬ旦那様、離婚していただきます』
→あーはいはい、賭けね!夫婦間の賭けなんて溺愛で終了!

まとめ

  • 白い結婚=夫婦の営みがない形だけの結婚。フランス語mariage blanc(空っぽの結婚)が語源
  • 現実のヨーロッパでも未完成婚は例外的に結婚解消が認められており、「白い結婚なら離縁できる」設定の下敷きになっている
  • なろう系では「離縁ざまぁ」「実は溺愛」「離縁カウントダウン」の3パターンが定番

婚約破棄とセットで覚えておくと、異世界恋愛がもっと楽しく読めますよ。

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